娘、時々ネコ。たまにWebとか工作とか

2015年秋生まれの娘、夫、茶トラとサバトラの猫。3人+2匹で都内で暮らしています。

娘2歳2ヶ月共働き、ささやかながら自由時間を捻出している方法

こちらの記事を読んで、あまりにもリアルな描写に「これはうちの家のことか!」と、読みながら切ない気持ちになってしまいました。

子供ができたら自分の時間がなくなる…というのは生む前からある程度予測していましたが、実際に生まれてみて「まさかこんなに時間を食いつぶされるとは」と驚愕の日々です。DINKS時代に夫婦二人でモンハンをやりこみ、プレイ時間1000時間とかだった日々が夢のようです。子供が生まれてからDSなんて開きもしていません。

「こんなに時間がないとは…ありえん…ありえん…」とか思いながら子育てするうちに、いつの間にか娘は2歳2ヶ月になりました。6ヶ月で保育園に通いはじめてから1年ぐらい試行錯誤の日々でしたが、1歳半で離乳食が終わったころから、忙しい中でもなんとなく生活のリズムが安定してきて、ささやかながら自由時間の捻出もできるようになってきた…気がします。ほんと、ささやかですが。

共働き、比較的近い月齢の手がかかる子供、両親ともに祖父母遠方で頼れる近親者なし、子供といる間はなるべく子供に向き合いたいというスタンスでの育児(そんなに頑張らなくてもいいことは頭でわかっていますが、なかなか逃れられない)、というあたりは近しいものがあるなあと思いながら読む中で、そういえばうちはどうやって、それなりに納得している状態で自由時間を捻出できるようになったのかなあというのをを、改めて振り返るきっかけになりました。

子育ての状況は家庭によって全く違うし、子供の特性も違っています。なので、「我が家はこうしたらうまくいったよ!」というアドバイスは大した役に立たないかもしれません。ただ、「もっと手を抜いて!」とか「効率化して!」と言われてもじゃあ実際に何をどうすればいいの…となるだろうし、何も情報がないよりは具体事例のようなものがあった方が参考になるかも、と思い、書いてみることにします。

あくまで我が家のケースで「やってみたら比較的うまくいった」ことになります。

休日の自由時間を捻出するために、昼寝の時間を固定する

共働きということであれば、平日は保育園でしょう。であれば、毎日ほぼ決まった時間に昼寝しているはずです。このタイムスケジュールを休日にも適用しています。娘が通う保育園では、昼食後の12時過ぎから14時過ぎまではお昼寝の時間なので、休日も原則そのスケジュールにあわせます。休日も、11時半ごろお昼ごはんを食べたらその後は寝室でお昼寝、です。

これで、休日昼間の2時間弱を自由時間として確保できます。大した時間ではないですが、「土日でもこの時間帯だけは自由時間が確保できる」という見通しが立つのは、精神的にもかなり良いです。

そして、休日のデフォルトを「昼食後2時間は昼寝」として生活していると、たまに遠出したときなども昼食後はかなりの確率でベビーカーで寝てくれます。その前提で動けると、子供が寝たタイミングでカフェに入ったり大人の買い物をしたり…と外出先でも自由時間が確保できます。

作り置きはせず、食材宅配のキットを使う

共働きフルタイム、保育園のお迎えは6時半〜7時。この状況では、帰宅後スーパーで買い物して夕食作り、というのはほぼ不可能です。それもあり、最初の頃は私も作り置きをしてましたが、割と早くギブアップしました。料理が大好きで手慣れた人ならともかく、子供ができて初めて「真面目に食事を作ろう」と思った人間が、3時間も4時間も台所に立ち続けるのはかなり辛いです。元記事にも

その頃、奥さんは子どもの作り置きご飯を作り終え、疲れてぐったりしてます。 

とありますが、この気持は非常によくわかります。作り置きしていたころは、私も終わるとぐったりしてもう何もする気が起きない・・・という感じでした。

なので諦めて、食材宅配のキットに頼ることにしました。正確にいうと「キット7割、スーパーのお惣菜3割」です。夫がお迎えに行け私が少し早めに帰って夕食を作れるときはキットを調理、私がお迎え+夕食を一人でこなさなければ行けないときは、お惣菜+キットの作り置きの残りです。

キットは、我が家はオイシックスを使っていますが、他でも色々出ていると思います。「キッズメニュー」を中心に注文していますが、そうでないものも味付けを工夫することで、大体のメニューは子供でも食べられます。

そしてキットの使い方も、最初の頃は真面目に「1セット1回の食事の分を2品を作る(←この「主菜と副菜」がオイシックスのキットのデフォルト構成です)」でやっていましたが、そのうち手抜きを覚えました。今やっているのは

  • 大人2人+子供だが3人前キットを頼み、1食分弱ぐらい余らせる→余った分が時間のないときに作り置きに
  • 家にあまっている食材(野菜やら豆腐やら肉やら)でキットに追加投入できそうなものは投入する→これで余らせる作り置きを増量
  • 1食で2品のセットだが、可能なときは副菜の材料を主菜に混ぜ込み作業時間を省く→例えば今日のメニューは「野菜とそぼろのスタミナ麻婆春雨」と「ニラとしめじの中華風レンジ浸し」でしたが、後者は麻婆春雨に混ぜ込まれ「野菜たっぷり麻婆春雨」になりました。おかげで調理時間15分ほどでした。全てのキットでこの手が使えるわけではないですが、結構いけます。「一汁三菜」とかもう無視です。一品でも、野菜がたっぷりでタンパク質も取れて美味しければ十分ではないですか

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本日使用したオイシックスのキット。「ニラとしめじ」は麻婆春雨の具材になりました
  • 食材宅配で販売されている調理済み・半調理・冷凍食品を常に2-3品常備→夕食を作る時間がないときに、作りおきとお惣菜と組み合わせて使います
  • たまに時間があるときは、夕食後に翌日のキットの下ごしらえあるいは調理→キッチンに立っているのでその流れでもう一食作り置きするぐらいなら、それほど苦ではない

といったあたりです。毎週の宅配で3食分のキット+常備品を頼んでおき、2-3日は帰宅してから調理、調理できない残りの日は作り置き(という名の残り物)や常備品やお惣菜でなんとかまわしています。こんな感じで、帰宅してから食卓に食事を並べるまでに時間を15-30分程度にすることを目標にしています。

元記事のお子さんは1歳半ということで、もしかするとまだ離乳食中で、大人と同じものを食べるのは難しいかもしれません。でも、離乳食が終われば、大人と子供の食事を同時に作ることは可能です。大人の味付けでは食べれないので「子供の味に大人の食事をあわせる」になりますが(あるいは、大人の分だけ追加で味付け)、加工の手間はぐんと減ります。

寝室にはベビーモニターを設置。子供が寝たら部屋を離れる

乳児の時に使っていたベビーモニターをそのまま使っています。リビングと寝室が近いのでモニターがなくても泣いたらすぐに駆けつけられるのですが、モニターがあると「ベッドからおちそう」とか「布団全部蹴飛ばしてる」とかも確認でき、適宜サポートに入れます。

寝かしつけで一緒に寝落ちしなければ、これで夜の自由時間が1-2時間確保できます。寝落ちしたときは、朝1-2時間早く起きます。寝かしつけながら「やばいこれは落ちる」と思ったら目覚ましセットです。ただし、起きられる確率は半分ぐらいなので、あまり偉そうなことは言えませんが。いっそ完全に朝型にしてしまえばもっときちんと起きられるのかもしれませんが…

「家電が使いやすい」ように生活を合わせ、家事代行を活用

家電の活用は色々なところで言われているので今更感がありますが、三種の神器といわれている「ルンバ・食洗機・洗濯乾燥機」はやはり便利です。活用のポイントは「家電が働きやすいように持ち物や部屋をあわせる」ではないでしょうか。食洗機であらえない食器は買わない、床にものは置かない、など。私も凝った食器を集めるのは好きだったので最初は抵抗がありましたが、便利さには勝てませんでした。以前は床に直置きしていたおしゃれマガジンラックとか間接照明とかは姿を消しました…

あと、これら3つに加えて我が家で大活躍しているのが、スティック型コードレス掃除機と、ブラーバ、浴室乾燥です。コードレス掃除機はマキタのものを使っていますが、本当に便利。平日朝の5分、ルンバが入れない部分(トイレとか洗面所とか寝室とか廊下)をこれで掃除。我が家は猫が2匹いるので、1日掃除機をかけないと大変なことになります。

ブラーバはルンバと違い人がいる部屋で動かしてもストレスにならない(音が静か)&持ち運びが簡単なので、気になったところにぽんと置いてあちこち掃除してもらいます。リビングだけでなく、廊下や寝室にも気軽に持っていけるのでかなり助かります。

浴室乾燥は設備になるので簡単に設置できるものではないですが、これから持ち家を購入する人で子供を持つ予定があるならば、是非導入をおすすめします。乾燥機が使えない衣類を浴室乾燥で干すことができると、選択の負担感がぐっと下がります。

平日の掃除は上記のように家電をフル活用し、二週間に一度家事代行サービスに入ってもらって、普段は掃除できない部分を徹底的に掃除してもらいます。おもに水回りです。これがないと、さすがに上記の掃除時間では厳しいと思います。二週間に一度、3時間で7000円。夫婦二人で 1回飲みに行く金額、と思えば大した出費ではないです(そもそも夫婦二人だけで飲みに行く時間などないけれど…)。

そんな感じで平日1-2時間と、休日3-4時間(昼2時間+夜)の自由時間が確保できている

独身時代や夫婦二人だけのときに比べるとあまりにもささやかな自由時間です。それでもなんとか「最低これぐらいは確保できる」というのが見えていると、忙しい毎日を支えてくれる大切な希望になります。

上記はミニマム(まあたまに下回ることもありますが)の数値で、たまに休日どちらか一方が子供をみて、どちらかがフリータイム、という時もあります。休日半日とか子供なしのフリータイムができると、何この開放感!ともうすごい浮かれようです。幸せのレベルが低くなったなあ、と我ながら笑ってしまいます。

ここからさらに時間を作り出そうとするなら、それこそ「もっと積極的に家に人を入れる」ぐらいしか選択肢がないような気がしています。ベビーシッター、平日の家事代行(夕食作りとか)、などなどです。そのあたりも視野に入れながらも、一方で「もう少し子供が大きくなると、一人遊びもできるようになり、楽になるのでは…」という期待もあります。

元記事にも書かれていたとおり、子供はとてつもなく可愛く、そして子育ては時に果てしなく辛いです。プラスでマイナスは打ち消せませんが、試行錯誤しながらマイナスをちょっとでも打ち消して、プラスの部分を楽しんでいけたらなあと思っています。

 

この方たちは24時間自由時間ですね。それにしてもAmazonの小さいサイズの箱って、誂えたように猫サイズですよね…

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