「日本の社会保険の充実っぷりはすごい!」と思ったけど、よく考えればそれに見合う対価を払っているのでした
以下の記事を読みました。
「生命保険の選び方」と書かれていますが、生命保険だけでなく社会保険についてもまとまっていて、とても参考になります。我が家も丁度子供が生まれる前のタイミングで「保険をどうするか」という話になり、以下のような本を読んだりして色々リサーチしました。
それなりに色々調べ日本の社会保険の充実ぶりについても理解していたつもりですが、冒頭のブログのような形で簡潔に整理されると、「日本の社会保険の充実っぷりはすごい…!」と改めて驚きます。社会保険には「生命保険」という名目の保険はないのですが、「家計を支える人が死亡したり障害を負った場合に発生しうる困難」に対して様々な形での保証がなされています。公的保険制度が今後どこまで財政的に破綻せずに持つのか…という議論はありますが、少なくとも現状の保証内容だけみればかなりの充実した保険です。
「これだけの社会保障がなされているとは素晴らしい!」と思っていたのですが、ふと冷静になって考えてみると当然これらの社会保障の恩恵を無料で受けているわけではなく。当たり前ですが、社会保障を受けるための対価としての「保険料」を働いている人たちは納めているんですよね。
給与所得者の場合は給与から天引きされるので普段あまり意識する機会がないのですが、この社会保険料、実は結構な金額を支払っています。ざっくりどのくらい払っているかまとまっているサイトはないかな…と探していたところ以下のようなサイトが。
例えば年収300万円の単身者の場合、支払う社会保険料は年額で44.3万円。月に直すと約37,000円。月額37,000円の保険って結構な額じゃないですかね?あるいは夫年収400万円妻300万円、世帯収入700万円の共働き夫婦(子なし)の場合だと、夫婦二人で払っている社会保険料の合計は年間102万円、月額に直すと8.5万円!!
ライフネット生命のホームページには、家族構成にあわせた保険料シミュレーションがあります。例えばここで「夫婦2人」を選ぶと、定期死亡保険、終身医療保険、就業不能保険の3つセットを勧められて、その金額は月額8,096円。
ライフネットは業界の中でも「安さ」「無駄なオプションをつけない」などを打ち出しているところなので、様々なオプションをつけ保証金額を高くするともっと高額な保険というのはいくらでもあると思うのですが、それでも夫婦あわせて月額8.5万円の保険(前述の世帯年収700万円の場合)ってかなりの高額保険ではないかと。
生命保険などの民間保険を検討する際は「民間保険のみ」に意識がいって、「一つも保険に入ってないから一つぐらいは…」と思うこともあったり。でも、「実は社会保険という保険に入っていて、月額数万円を支払っており、その対価として様々な保障が用意されているが、その上でさらにどんな民間保険に入ろうか?」と考えると、保険を選ぶ視点もかなり変わってくるんじゃないかなあ…ということを考えました。
ところでここまで書いて今週のお第が「犬派?猫派?」であるということに初めて気がつきました。タイトルやidから推察される通り私は当然猫派です。というわけで猫派の表明としてうちの茶トラとサバ白を貼っておきます。
今週のお題「犬派? 猫派?」
算数セットの名前書きに直面したらクラウドワークスに外注してみようかな
私の同僚は保育園や幼稚園に通う未就学児をもつ人の割合が比較的多いです。保育園幼稚園でも「名前書き問題」は結構話題になるネタですが、先日、更にその先の小学校では「算数セットの名前書き」という苦行が待っている、という話で盛り上がりました。まあ、ネタを振ったのは以下のまとめを見つけてきた私なのですが。
子育ての適性の有無に性別は関係ないんだなと思った:「おにぎり通信 ダメママ日記」
妊娠中から産後にかけていくつか出産・育児漫画を読んだのですが、その中でも異彩を放って面白かったのがこの「おにぎり通信 ダメママ日記」
作者は「のだめカンタービレ」で有名な二ノ宮知子さん。二ノ宮さん家は妻が一家の大黒柱で、夫が専業主夫。夫のPONさんが家事育児から近所付き合いまで家のことを一手に取り仕切っているという家庭です。
何本もの連載をかかえ多忙な二ノ宮さんは育児を完全に夫に任せっきりで、子供のうんちを発見したら「パパ、うんちしてるよー」と知らせる「だけ」でオムツを変えず、抱っこすれば3分で「腕が疲れたから交代」となり、あげくの果てにはデパートで子供と二人きりになると「パパがいい〜!」と子供にギャン泣きされるという。
そんな自分のことを作者は自虐的に「ダメママ」とネタにしていますが、これって男女を逆にすれば「パパあるある」ですよね。amazonのレビューを見ると高評価も多い一方で「子育てに向き合っていない」「育児しない人が育児を語るな」といった酷評もあって、そういうコメントを見ているとやっぱり「女性は子育てできて当たり前→子育てできない奴は人としてダメ」というのがある程度の共通認識になっているのだなあと。
それにしても二ノ宮さんの「ダメママ」っぷりも面白いのですが、夫のPONさんの完璧な主夫っぷりには驚かされます。家事育児を完璧にこなすだけでなく、町内会のイベントに積極的に参加し、保育園のお遊戯会ではドラムをたたき(PONさんはバンドのドラマーだそう)、保育園のママ友を自宅に招いてホームパーティ、と普通の専業主婦でもここまでこなしている人はなかなかいないんじゃないか・・・と思わせるレベルです。
PONさんの主夫っぷりをみてると、家事や子育ての適性って性別じゃなくてその人の性格によるものなんだな・・・とつくづく思います。一般的に「家事育児は女性のもの」という認識があって、なのでなんとなく女性の方が積極的に家事育児をこなし、その結果女性の方が上手にこなせるようになり、それを見た周りの人が「やっぱり家事育児は女性の方が適性がある」と思い、最初に戻る・・・というループが、長い間かけて蓄積し共通認識を生み出したんじゃないかと。一度そうした認識を全てとっぱらってゼロベースで取り組んでみると、案外「家事育児の得意な人」と「家事育児の苦手な人」の割合は、男女関係なく同じような割合で存在するのでは、と思ってしまいました。
関西出身の両親のもと東京で育った娘は果たしてどんな言葉を話すのか
今週のお題「方言」
私も夫も関西出身。私は大学卒業後東京の会社で働き始め10年以上を東京で暮らしているため、職場では標準語、関西の人と話すときは関西弁、と無意識のうちに使い分けているのですが、30代後半になるまでほぼ大阪暮らしだった夫は、どんな場面でも関西弁です。職場でも関西弁、クライアントと話す時も関西弁、飲み会でも関西弁。一日の大半を過ごす職場で標準語に囲まれていればついぽろっと標準語を話すんじゃないかと思っているのですが、先日職場の人(全員標準語)を我が家に招いて開催した飲み会の場でも完璧な関西弁でした。
上記の通り私は関西人と話すときは関西弁になるため、自宅での夫との会話は100%関西弁なのですが。そんな中今気になっているのが、「娘は一体どんな言葉を話すようになるのか」ということです。
家庭内では関西弁。でも、4月から入園する予定の保育園ではおそらく標準語に囲まれて過ごすはず。そんな環境で育つと、どんな言葉を話すようになるのか?気になったのでちょっと検索してみました。
知恵袋の体験談を見ている感じだと、「家では関西弁、外では標準語の使い分けができるようになる」というのが多いようです。海外で生活している日本人家庭の子供が、英語と日本語を使い分けるようなものでしょうか。娘は0歳児クラスから保育園に通う予定のため、もしかすると標準語に触れている時間>関西弁に触れている時間、となり、標準語スピーカーになってしまう可能性もなきにしもあらず、かも。
親としては、子供同士の会話で浮いたりいじめられたりしないのであれば、標準語でも関西弁でもかまわないかなと思っているのですが。一方で関西弁で話す夫婦の間に娘が標準語で参加することを想像するとやっぱり違和感を感じるのか、いや最初からそういうものと思ってしまえば(関西人の我々夫婦+標準語で話す友人、の3人で話しても違和感がないように)、それはそれで受け入れられるのか・・・などとまだ喃語すら発しない娘を前に色々と思いをめぐらせています。
写真は、ネコの日にモンプチをもらって満足げな茶トラさん。
限りなくアルコールに近い気分を味わえるノンアルコールスパークリングワインを見つけたよ!
妊娠前は自宅での晩酌も含め週に3〜4日は飲んでいたのですが、妊娠してからは完全にストップ。気がついたら禁酒して1年以上が経過しました。職場復帰したので昼間はミルクですが朝と夕方は母乳のため、未だにアルコールが解禁されません。
最近のノンアルコールビールというのはなかなか良くできていて、飲んでみると確かに「おお、ビールの風味がする!」と思えるものが多い。妊娠前はどこにニーズがあるのか謎でしたが、普段はビールを飲む人が車を運転しているときはノンアルコールビール、など、意外に需要はありそうなのが、商品開発に加速をかけているのかも。
そんなわけで、ノンアルコールビールに関してはそれなりに楽しんでいるのですが、一方ノンアルコールカクテルはどうもいけてないものが多い。なんというか、人工的な味がするんですよ。あきらかに香料的なものが入っているような。いや、もちろん酎ハイなんかも普通に飲めば人工的な味がするのをそこはアルコールの力でごまかされているのかもしれませんが、「炭酸水+人工甘味料」と感じてしまう。色々試してみたけなかなか「これは!」というものに巡り会えないままあきらめ気味で、これだったら100%果汁と炭酸水を混ぜたカクテルもどきの方がよいかなと思っていた最中、我が家に遊びにきてくれた友人夫妻から素敵なノンアルコールスパークリングワインをいただきました。
その名は「デュク・ドゥ・モンターニュ」。
画像はエノテカより。
これ、本当にスパークリングワインを飲んでいるような風味を味わえます。知らずに飲んだら一瞬「え、これアルコール入ってるんじゃないの?」と思うぐらい。よくある「ワインやカクテルの味に似せた飲み物」とは明らかに違う。何でも、ぶどうを醸造してアルコールの入ったスパークリングワインを作ったのち、そこから風味を保ったままアルコールだけを抜く、という手のこんだ作り方をしているそうです。
あまりにも気に入ったので、頂き物のデュク・ド・モンターニュ1本をみんなで美味しくいただいたあと、早速ネットを検索して「自宅用」を探し始めました。とはいえ、750mlのボトルだと一気に飲み干すには結構な量だし炭酸が入っているので保存して夜をこすのもどうかな・・・と思っていると、素敵なことに200mlの小瓶を発見。
こちらでは白とロゼを12本ずつケース販売しているのを発見。速攻でポチりました。
缶入りのノンアルコールカクテルが1本100円〜200円程度なことを考えると結構お値段ですが。いいんです、だって妊娠してから全くアルコール飲んでないし。その分ここでお金かけたって文句言われないハズ。
というわけで今夜もこれを飲みながらブログを更新しております。
品川区の産後ケアサービス「すこやかサポート」を利用してみた
少し前の話になりますが、品川区が提供する産後ケアサービス「すこやかサポート」を利用しました。
品川区には「すこやかサポート」と「さわやかサービス」の二つの産後ケアサービスがある・・・が分かりにくい!
二つの違いですが
・「すこやかサポート」は子育て支援センターが提供する「育児支援サービス」
・「さわやかサービス」は社会福祉協議会が提供する「産前・産後の家事サポート」
となっています。
面倒なのがこの二つ、できることがそれぞれ違っていて、前者は「育児支援はできるけど家事サポートはできない」、後者は「家事サポートはできるけど育児はできない」という。産後ドゥーラなどだと、赤ちゃんの面倒から家事からお母さんの相談から全て受けてくれる、というようなサービスもありますが、そこまでのサービスは望めない。ただし、料金は安いです。民間のベビーシッターや産後ドゥーラなどが1時間2,000円〜3,000円程度かかるに対して、すこやかサポートは1時間410円、さわやかサービスは1時間800円、と格安です。
私はこの二つのうち、「すこやかサポート」を利用しました。結論から言うと「目的をシンプルに絞って使うとかなり有効」と感じています。上述の通り、すこやかサポートでは「お願いできること」が限定されています。そりゃ産後ドゥーラのようにあれもこれも・・・とお願いできた方が良いに決まっていますが、そこまで費用をかけるのにはちょっと躊躇いがある、でも産後の大変な時期に少しでも手助けが欲しい・・・という人にとっては、かなりよいサービスだと思います。
「さわやかサービス」についてはHPにそこそこ具体的に詳細が載っていますが、「すこやかサポート」の情報は区のHPにある1ページの情報のみで、「詳しくはお問い合わせください」と書かれており、いまいち具体的に何ができるのかイメージしにくい。ので、その辺りを書いてみようと思います。
「すこやかサポート」でできること・できないこと
「すこやかサポート」は区のHPによると、「産前産後に体調不良などで日常生活に支障があり、他から援助を受けられない家庭」に対するサポートと書かれています。要は、産後の体調不良などで育児が辛いお母さんに対してその育児を手伝ってくれる、というイメージです。あくまで「育児」に関するサポートなので、できること・できないことが細かく定められているようです。私が聞いたところでは
【できること】
・赤ちゃんの沐浴手伝い
・赤ちゃんの食事
・赤ちゃんの衣類やリネンの洗濯
・赤ちゃんの見守り(お母さんの体を休めるため)
・赤ちゃんが過ごす部屋の掃除
・通院の付き添い
【できないこと】
・赤ちゃんに関係ない範囲での家事(お母さんの食事づくりや家全体の掃除など)
・お母さんが外出している間の赤ちゃんの見守り
・お母さんが家事を行っている間の赤ちゃんの見守り
という感じです。家事についてはあくまで「赤ちゃんに関すること」は大丈夫だけどそれ以外はダメという・・・ルールとしては分かるのですがサービスとしてはなかなか使いづらいです。洗濯をお願いしたいけど、赤ちゃんのものはOKだけど親のものは×とか、わざわざ分けるのは面倒くさい・・・家事をお願いしたいなら、前述の「さわやかサービス」の方にお願いしてください、というスタンスのようです。
では、どのように使うのが一番有効か
あれもこれもと頼むと、やり方を伝えるだけで時間がかかって煩雑になりそうなので、私は「赤ちゃんを見てもらって、その間私は体を休める」という方法に絞って使いました。具体的には2時間*1、子供を見守ってもらい、泣いたらあやしてもらい、オムツをかえてミルクをあげて・・・という世話をお願いし、その間私は別室でひたすら眠る、という形で利用させてもらいました。眠れないときもとにかくベッドに横になって、ぼーっとしながら体を休めていました。
1回2時間を週に1〜2回程度のペースで利用しました。正直、それほど期待はしておらず、「まあ安いしとりあえず頼んでみるか」という程度でしたが、思っていた以上に良かったです。この時期の娘は、昼間は抱っこでないと寝ない、ベッドに降ろすと起きる、という状態だったので、日中はほぼ抱っこしているような状態で。そんな中、週に1−2度、2時間だけとはいえ子供から完全に離れて休めるというのは、かなりありがたい時間でした。
産後1ヶ月の頃から開始して、2ヶ月ほど利用しました。3ヶ月頃になってくると、ようやく昼間も少しはまとまって寝るようになり、ご機嫌な時間も増えてきて抱っこタイムも少し減り、私の精神状態も大分安定してきた頃にサービス終了。本当はもう少し早く、産後すぐから利用していれば、産後1ヶ月がもう少し楽になっていたのではと思います。産後1ヶ月、体を休めるための「赤ちゃんの見守り」+1ヶ月健診の付き添い*2をお願いすると、かなり有効なのではないかと。
私は産後に電話して利用開始しましたが、基本は「産前に事前登録して産後にサービス開始」ということなので、興味のある方は出産前に一度電話で相談されることをお勧めします。
「保育園不承諾の人の数≠待機児童数」が保活の悲劇の一因になっているんじゃないだろうか
さて、品川区認可保育園の結果は本日発送され、明日には入園希望者の手元に届く予定なわけですが。個別の結果発表に先立って、一次募集の承諾/不承諾の数が発表されていたようです。
昨日共産・鈴木ひろ子区議の代表質問。
— 安藤たい作 (@andotaisaku) 2016, 2月 17
保育園4月入園一次申込数3365人、入園受け入れ2180人、1185人が不承諾、と明らかに。
本日は石田ちひろ区議が一般質問。冒頭は羽田新ルート問題です。
2時45分頃~予定。
ネット生中継でもhttps://t.co/POWrOjngJ6
公式発表によると品川区の平成26年度(2015年4月入園に向けた応募ですね)の待機児童数は 128人。
前年の待機児童128人から今年度の不承諾は1000人以上。この数字だけ見ると、昨年から今年に向けて待機児童数が大幅に増えた印象があります。が、実はこの「待機児童数」の数字にはからくりがある、ということを、以下の投稿で初めて知りました。
[再掲載]品川区の待機児童カウントは、一次募集で不承諾になり、二次募集で入園を申請したにも関わらず不承諾になった人数を待機児童としてカウントしますので、狭き門ではありますが、あきらめずに二次募集でも入園申請をしてください。(待機児童の...
Posted by 保育園ふやしたいしながわ on 2016年2月12日
実際に2014年の一次不承諾数は1256人とのこと。
品川区の保育園一次入園の不承諾通知数を区が1256人と答弁しました。
— なかつか亮 (日本共産党品川区議会議員) (@nakatukaryo) 2015, 2月 19
同時に本日19日、区は二次募集をホームページで発表。1256人の不承諾者に対し、受け入れは認可園3歳未満児で6人。3歳以上児で131人。保育ママ、小規模保育は3人!
ぜんぜん!足りない!ぞ!
一次募集で不承諾となった人のうちの一部は、認証/認可外保育園に通うことを決定し、二次募集に応募しない人もいるでしょう。応募するためにはまた様々な書類を記入しなければならないし、二次募集の結果を待っていたら3月半ばまで結果がわからない。だったら2月中に認証/認可外の入園が確定できるならもうそれで決めてしまおう・・・そう考える人も多いでしょう。あるいは、一次不承諾に気落ちして、「もう1年自宅保育でいいや・・・」とあきらめてしまう人がいる可能性もなきにしもあらず。
待機児童の定義は市/区によって違うため他の市区町村については分かりませんが、少なくとも品川区の定義では、保育園の一次募集で不承諾になった人=待機児童、ではないのです。
この数字の乖離が「保活の悲劇」を生んでいる気がしてなりません。「応募者3000人に対して待機児童数1,000人」と言われれば、「認可保育園入れないかも」と危機感を募らせる人は多いと思います。その結果、認可応募前に認証/認可外の待機列に並ぶなど「認可に入れなかった場合」を想定して動く人もいることでしょう。でも「応募者数3000人に対して待機児童数100人〜200人」と言われたら。「あ、それなら、選ばなければどこかの認可に入れるのでは?」と思う人が大半ではないでしょうか。
「多分認可に入れるだろう」という前提で保活をすすめ、2月の認可発表で不承諾。慌てて認証/認可外に連絡するも、その時点で4月入園の応募を閉め切っている園も多い。かろうじて応募を受け付けている認証/認可外の待機列にならんでも4月にはとても順番がまわってきそうにない・・・その結果、「認可に入れなかったどうしよう!」という悲鳴があちこちであがってしまう。
自治体として「なるべく待機児童数を少なく見せたい」と思う気持ちは分からないでもありません。でも、そうやって一見耳あたりのよい数字を対外的に発表した結果、「入れると思っていたのに入れなかった」人が大量に発生し、その人たちのキャリアや家庭におけるプランを狂わせている。それよりは、「正しい数字」を広く知らしめて、あらかじめ何らかの手が打てるようにしてあげた方がよいんじゃないかなあ、と思っています。
<<追記>>
品川区、2016年4月入園の各園のボーダーが発表されています。