娘、時々ネコ。たまにWebとか工作とか

2015年秋生まれの娘、夫、茶トラとサバトラの猫。3人+2匹で都内で暮らしています。

【1歳7ヶ月】備忘録代わりに娘の可愛い発言を記録しておく

娘1歳7ヶ月。だんだん言葉が増えてきました。この時期の変化というのは本当に凄くて、昨日できなかったことが今日はできるようになり、昨日カタコトだった言葉が今日には話せるようになっているというような。

 

お皿に散らばったおかずをスプーンであつめながら「あちゅまれー」。

・・・可愛い( ´ ▽ ` )ノ

 

「おくすり」が発音できません、「おしくま」になります。「お」しか合ってないよ!最近ネコが投薬中なのですが、薬を飲まされるネコを見てる「ねこちゃん、おしくまー」と言っています。

・・・可愛い( ´ ▽ ` )ノ

 

お気に入りはウサギのぬいぐるみ。大きいのと小さいのがいます。大きい方の呼び名は「おっきいしゃん」、小さい方の呼び名は「ちっしゃいしゃん」。

・・・可愛い( ´ ▽ ` )ノ

 

自分より大きな2歳ぐらいの子が泣いているのを見て「・・・あかちゃん!」と。いや、君の方が赤ちゃんだから!

・・・可愛い( ´ ▽ ` )ノ

 

保育園で教わった手遊び歌をネコ相手に家で披露。ネコを突っつきながら「いっぽんばーしー、こーちょこちょー」。ネコはいい迷惑です。

・・・可愛い( ´ ▽ ` )ノ

 

 

【品川区保育園情報】H29年度より認可外保育園へ通う子供への保育料助成が決まったようです

ソースは今年認可に入園した友人。保育園の決定通知書に同封されていた資料に、以下のことが記載されていたそうです。友人に共有してもらった資料をベースに以下記載していますが、確実な情報を知りたい方は区の保育園入園係にご確認ください。区のHPにはまだ見当たらないようですが、書類で配布されているものなので、問い合わせればきちんと答えてくれるかと思います。

今回の制度の変更点は

大きく以下の2つ。

  1. 認可不承諾で認可外保育園(認証保育園をのぞく)に通うことになった子供に助成が出ること
  2. これにともない、入園審査の際の加点の基準(認可外待機の加点)が変わること

以下それぞれについて説明します。

 

認可外保育施設に通う子供への保育料助成

1を簡単に説明すると、「認可を落ちて認可に通うことになった子供に、それぞれ5万円(0歳)、4.5万円(1歳)、4万円(2〜5歳)の助成金が出る、というものです。

 

品川区はこれまでも、認証保育園に通う子供には認可との差額を補助するという助成制度がありましたが、この認証保育園への助成制度とはいくつか異なる点があるのが注意すべきポイントです。

 

認証保育園の助成は、0〜2歳クラスであれば「認可に申し込んでなくてもよい」「認可に通ったけど辞退していてもよい」とかなり緩い基準でした。極端な話、働いていなくて認証に通っていても補助が出る…という(その状態で認証に入園できるかどうかはまた別問題ですが)。

 

それと比較して今回の「認証以外の認可外への助成」は、「認可に申し込んでいて、かつ不承諾となったことが必須」「認可に受かったけど辞退した場合は助成が出ない」と、あくまで「認可に落ちた人」が対象となっています。

 

ただし、助成の対象となるのは全ての認可外保育園ではありません。「東京都から認可外保育施設の指導監督基準を満たす旨の証明書が交付されている施設」のみが対象です。この条件を満たせば、品川区内/区外に関わらず助成の対象となります。

 

保育園入園審査の加点基準の変化

他の多くの自治体と同様品川区の保育園入園審査にも、子供を認証/認可外保育園に預けていると点数が加点される「認可外加点」が存在しました。他の自治体と少し違ったのは、品川区の場合「認証」は2点、「認可外」は3点、と加点が違った点です。

 

加点が異なる背景は、従来からあった「認証保育園の保育料助成制度」が理由だと思われます。品川区の認証保育園に通う子供にはその保育料が助成される制度があり、0〜2歳クラスだとその助成額は「認可保育園に通った場合の保育料との差額」です。つまり、認可に通うのと同じ金額で認証保育園に通えるのです。一方で、これまでは認証ではない認可外保育園への助成はなし。負担金額が大きい分加点を高くつける、というのがこれまでの状況でした。

 

今回、認可外の保育料補助がでることにより、この加点の差がなくなります。認可外保育園でも補助が出ない園に通っている場合はこれまでどおり3点の加点がありますが、補助の対象となる園に通っている場合は、加点は認証と同じ2点になります。

 

ありがたい制度変更だけど、一点気になる点が…

今回の制度変更により、認可/認証に通う場合と認可外に通う場合の費用差がかなり小さくなります。認可外保育園に0歳児をフルで預けると一般的に月額10万円以上の費用がかかりますが、その費用の半分程度が補助されます。非常にありがたい制度ですが、「保活」という観点で考えると一点気になる点も。

上で書いた通り、これまでは認可外待機の加点>認証待機の加点、でした。この仕組みを利用して、待機児童になった場合に翌年の入園可能性を高めるために、「あえて認証ではなく認可外に入れる」という選択肢を取る家庭も存在していました。事実、我が家がその方針で、認可に落ちた場合を想定してあえて認証ではなく認可外を中心に保育園を探して見学し、入園予約金を払って予約していました。0歳クラスで認可に落ちた場合に、1歳で認可に入れる確率を少しでも高めたい、と考えたからです。

しかし、今回の制度改定により、上記の方法は使えなくなります。勿論、「加点対象となっていない認可外を保育園をあえてえらぶ」という方法も考えられますが、加点対象になっていない保育園とはすなわち、「東京都から認可外保育施設の指導監督基準を満たす旨の証明書が交付されていない施設」です。これをどう捉えるかは個人の判断になりますが、少なくとも我が家は認可外保育園を選ぶ基準として「証明書が交付されていること」を挙げていました。そうした家庭にとっては、なかなか難しい制度改定になりそうです。

とはいえ、基本的には歓迎すべき制度変更だなと

とはいえ、上記は「保活で有利になるための小技」みたいなものであり(その手段を考えていた私がいう話でもないですが・・・)、本来の目的の「保育園にはいれない子供を少しでもでも減らす」という方向で考えると、確実に歓迎すべき施策です。「月10万円は払えないけど、5万円なら・・・」という家庭にとっては、保育園不承諾で退職になるという事態を避けられるのですから。

以前も書いた通り、品川区はなぜか流布しているイメージとは違って、そこまで「保育園に入りやすい」区ではありません。

 

ただ、様々な施策から「待機児童を減らしていこう」という姿勢は強く感じられます。

 

今日も全力で伸びてます。

 f:id:silver-tabby:20170324212110j:image

 

 

 

 

 

 

ワンオペ育児で辛いのは肉体的な負担ではなく精神的な負担

娘は間もなく1歳半。少し早いイヤイヤ期の兆しか、最近何かと「ヤダ」と言うようになりました。保育園に行こうかというと「ヤダ」、お風呂に入ろうというと「ヤダ」、寝ようかというと「ヤダ」。見ている感じでは、一部のことをのぞいては本当に嫌なのではなく、とりあえず「ヤダ」と言ってみたいだけな様子なので、まだ本当の意味のイヤイヤ期ではないのかもしれませんが。

 

ただ、本当に嫌な時はかなり本気で愚図るようになってきており、特に最近ではお風呂がそれにあたるようで。あの手この手でお風呂に連れて行こうとするのですが、全力で抵抗し、床に突っ伏して、「ヤダヤダヤダヤダーーー!」と泣き叫びます。

 

夫は家事育児にはかなり協力的で、というか自分でも「育児に向いてないわー」と改めて思っている私よりも積極的に育児を担ってくれています。おかげで私がワンオペ育児になる機会は、世間一般からするとかなり少なそう。ママ友の話を聞いていると、「平日夜は夫の帰りが遅いから基本ワンオペ」という人も少なくないようで。

 

おかげさまで、上記の「イヤイヤ」に対応するのも基本は夫と二人で、その場合は愚図られても泣き叫ばれても、あまり精神的に辛くない。夫が基本楽天的で、愚図る娘を見ながら「娘ちゃんは泣いても可愛いなー☆」などと言えるタイプだからかもしれませんが。夫と一緒のときは私も「娘ちゃんの泣いた顔は般若のお面みたいねー」などと適当なことをいいながら対応するだけの余裕があります。

 

ただこれがワンオペになると全く無理。泣き叫ぶ娘にイライラが募り、これ以上イライラしてはいけない…と思って、なるべく何も考えないようにしながらただひたすら作業をこなすかのように娘に対応する私。心を無にし、聞こえている泣き声を「これはこういうBGM」と自分に言い聞かせながら、何も考えずに機械的に娘を風呂に入れ、着替えさせ、寝室に連れて行くという「作業」をこなす。こんな心の無い対応は良くないよなあ、と思っても、心を向き合わせて対応していると逆にイライラが募りそうで。

 

閉ざされた空間で、まだ自分の言いたいことを思うように言えない娘と二人きりで、その娘が私に何かを泣きながら訴えかけているのに、私はそれを分かってあげることができない。娘を辛くさせているということに加えて、自分がそれに対応してあげられないという不甲斐なさ。娘の鳴き声がまるで私を責めているような気すらしてしまい、そこから逃げることができない、という辛さがあります。

 

一人のときと二人のとき、作業量的には単純に倍違うだけなのですが、個人的な間隔としては精神的な負担は10倍ぐらい違います。まだ子供が小さいころは、ワンオペ育児の負担は「ずっと抱っこしていないと寝ない」「寝てもすぐ起こされる」といった肉体的なものが大きかった。が、ある程度大きくなってきた今は、ワンオペ育児の辛さは精神的なものの方が大きいのかもしれない、ということを最近思います。

 

何故に猫は紙袋があるとそこに入るのか…

f:id:silver-tabby:20170319221546j:image

東京23区保育園の「一次募集不承諾者数」をまとめてみた

以前こんな記事を書きました。
silver-tabby.hatenablog.com

偶然区議会議員の方のtwitterでの発言を見つけたので品川区の保育園の「一次募集不承諾者数」を知ったのですが、各自治体で「待機児童数」は発表するけど「不承諾者数」は発表されないよなあ、と疑問に思いました。区のHPとか見ても出てこないんですよね。

「保育園を考える親の会」という団体で発行している「100都市 保育力充実度チェック」という冊子では、独自調査で入園決定率(新規入園が決定した児童数/認可に入園申込をした児童数)を調べているようなのですが、これ冊子で購入しなければいけないんですよね。700円だし、本屋で売っていればさくっと買う値段なのですが、こちら郵便振替で後払いで…とちょっと面倒くさい。自分がこれから保活する立場であれば買ったかもしれませんが、単に興味があるレベルだとそこまでして…ちょっと億劫になってしまう。これ、kindleDTPで出してくれたら、かなりの人が購入すると思うんですけどね…

そんなことを考えている中、上の区議会議員の方の発言を見ながら「あれ、もしかして区議会の議事録とか見たら、この保育園一次不承諾者数の数が分かるんじゃないの?」と思いついたのです。早速検索すると、ありました区議会議事録検索システム。東京23区は全てありました。そこで「保育園 不承諾」「保育園 承諾」とかの単語で検索してみました。すると、結構な数の発言がヒットしました。

議会での議員の方の発言で、中には厳密な数値でないものもありますが(不承諾数は○○に人程度になると聞いていますが…みたいな)、公的な場で発言されているものなのでそれなりに信用できるものではないかと。議会の発言の中から「2016年4月保育園の一次申込数」と「一次不承諾数(あるいは承諾数)」の数字をとって、そこから一次募集入園決定率を(申込数-不承諾数)/申込数で出してみました。その結果がこちらです。

区名 一次申込数 不承諾数 入園決定率 ソース
足立区 4,431 1,752*1 60.5% http://ur2.link/z6lr http://ur2.link/z6iM
荒川区 1,483 406 72.6% http://urx2.nu/Beir
板橋区 4,039 1,635 59.5% http://ur2.link/z6j2
江戸川区 不明 1,700 -- http://ur2.link/z6jb
大田区 4535 1822 59.8% http://ur0.work/sb6x
葛飾区 不明 不明 -- --
北 区 2,178 605 72.2% https://goo.gl/81aO1K http://ur2.link/z6n1
江東区 4,700 1,900 59.6% https://goo.gl/1gHtEg
品川区 3365 1185 64.8% https://goo.gl/c1kuF4
渋谷区 1,735 920*2 47.0% http://ur2.link/z6n7
新宿区 不明 424 -- http://qq4q.biz/yKmB
杉並区 3,975 不明 -- http://ur2.link/z6oh
墨田区 1845 691 62.5% http://urx2.nu/BekH
世田谷区 不明 不明 -- --
台東区 1367 674 50.7% http://urx2.nu/BekS
千代田区 不明 251 -- http://urx2.nu/BekX
中央区 1,673 623 62.8% http://ur2.link/z6jr
豊島区 不明 不明 -- --
中野区 2,094 796 62.0% http://ur2.link/z6jJ
練馬区 4,619 1,610 65.1% http://ur2.link/z6k6http://urx2.nu/Belk
文京区 不明 699 -- http://urx2.nu/BelF
港区 2,125 841 60.4% http://urx2.nu/BelN
目黒区 2049 50.0% 1024 http://ur0.work/sb6J


基本は議会の会議録か区議会議員のSNSでの発言等。一部、ニュースなどで数字が出ていたものはそれを引用しています。以外に「不承諾数は分かるけど応募者数は不明」というのがいくつかありました。議会では資料を見ながら話すので、おそらくはその資料には書いているけど口頭では話していない、というケースがありそうなんですよね。「本年度の応募状況は資料1の通りですが(ここに応募数が書いてある)、ご覧の通り一次不承諾数が○名で…」みたいな。応募者数は区のHPに載っているかと思いきや、区のHPで発表されている数字は「延べ応募数」なので、「応募人数」ではないのですね。「延べ応募数」を「1人が応募できる保育園の数」で割れば大体の応募数が出るのかもしれませんが。

何はともあれ23区中15区までは数字を出すことが出来ました。もうちょっと頑張ったら他のデータも出てきたかもしれません。待機児童問題で良く話題にあがる「世田谷」「目黒」「文京」「杉並」あたりのデータが不完全なのがちょっと残念です。あと、「待機児童ゼロだよ!」と唄っている千代田区の実態も気になります。数字は出ていませんが、議会議事録を読む感じだとどう見ても「一次不承諾ゼロ、全員が認可保育園に入れました」という状況ではないみたいですし。時間があればもう少し調べてみたいと思いますが、さすがに調べ疲れたので一旦公開です。どなたかこのあたりの数字を見つけた方がいたら是非教えてください…

こうして並べてみると、確かに区によって差があるものの、一般に言われているほど「保育園に入りやすい」区はないんだなあと。今数字が出ているところだと、最も入園決定率が高いのが荒川区北区で72%、最も低いのが渋谷区の47%。「入りやすい区」でも、3割は一次不承諾なんですね。3人に1人が不承諾だったら、そりゃ「保育園落ちた!」の悲鳴があちこちで上がるよなあと。

ちなみに、この「一次不承諾」のうちの何割かの方は、認証保育園/認可外保育園/小規模保育、等に入園します。品川区の場合だと一次不承諾1,185名のうち、およそ800名程度が認証/認可外に入園しているのでは無いかと思われます。その数字をのぞいた200名程度が、区が発表する「待機児童」としてカウントされているようです。
silver-tabby.hatenablog.com

二匹そろって、風呂場の水が大好きです。
f:id:silver-tabby:20170128000631j:plain

*1:2,883名に対し4,431名が申込みとありここから差し引くと不承諾は1,548名ですが、別の発言で「不承諾は1,752名」とあったのでそちらを採用。居住地により定員に満たなかった保育園もあるということでしょうか

*2:入園申込数1,735と新規入園数815の差分。二次募集での入園も含まれるため厳密な一次不承諾の数ではないかと思われますが、二次募集での入園は本当にわずかだと想定されるので、この数値を近似値として採用

猫とルンバと1歳児がいる家(床暖房あり)でジョイントマットを選んでみた

娘がはいはいを始めた6ヶ月頃に、リビング用のジョイントマットを購入しました。子供がいる家庭の定番とも言えるこのアイテム、やはり多くの人が使うだけあって便利です。

 

さて我が家には1歳児に加えて、毎日大運動会を広げる猫2匹と、その猫たちが撒き散らした毛を毎晩掃除してくれるルンバがいます。猫とルンバと共存できるジョイントマット・・・ということで、色々考えた結果以下を選定の条件としました。

 

  1. ルンバが引っかからないように「ふち」が斜めカット
  2. ほぼ間違いなく猫が爪とぎすると思われるので、パーツ単位での追加購入が可能
  3. 市松模様以外の、シンプルなデザイン(市松模様、好き嫌いがあると思いますが私は「いかにもジョイントマット!」という感じで好きではなかったので…)
  4. 床暖房の上に敷いても問題ない

マンションの上下の空間にかなり余裕があるようで、振動問題はそれほど気にしなくてもよさそうなので、厚さに関してはそれほどこだわらず。

 

最近はおしゃれなジョイントマットも増えてきているので、3だけなら割と豊富にあるのですが、そこに1、2が加わると一気に選択肢が減ってしまう。 しかし猫とルンバが共存する家では1、2は必須なのです。ルンバはジョイントマットぐらいの段差は平気なので1は不要…という意見もあるようですが、ふち部分の掃除のスムーズさを考えるとあった方がよいなあと。4は、コルク素材などでない限りは、大体大丈夫みたいですね。

 

色々検索した結果、購入したのがこちら。

 

「ツートンカラー」という名前がついていますが市松模様ではなく、中心部と縁で色が異なるタイプです。私はが購入したときは、木目調でない一色ものは「センターベージュ」しかなかったのですが、今は「カフェキャラメル」もあるようです。こちらもなかなかいいですね。

 

さて、実際に購入後使ってみたのですが、2を条件にしたのは大正解でした。キャットタワーに爪研ぎ用のポールもあるのですが、うつぶせ姿勢での爪研ぎがやりやすいからか、もう格好の猫の爪研ぎ場所です。こんな感じになります。

f:id:silver-tabby:20170124134305j:image 

購入して1年とちょっと、すでに2回「縁だけ」を追加注文しました。縁の注文はamazon楽天からはできず、会社に電話してオペレーターさんに注文を受け付けてもらう形になるのでちょっと面倒ですが、2回め以降はそのときにやり取りしたメールからも注文できました。

 

ちなみに縁は上記のような形であっというまにぼろぼろですが、本体もそれなりに痛みます。爪は研がないですが、爪をたてて駆け抜けていくだけで穴がぽつぽつと空いてくるんですよね…そろそろ丸ごと交換のタイミングかもしれません。

 

舌を仕舞い忘れてお昼寝中のサバ白さん。いつもこんな感じでお昼寝だとマットも痛まないんですがね… 

f:id:silver-tabby:20170124134314j:image

田町の愛育病院で麻酔分娩(無痛分娩)で出産したときの話①:産院選びから麻酔学級まで

2015年に田町の愛育病院で無痛分娩(愛育では「無痛分娩」ではなく「麻酔分娩」という言い方をしますが、一般には「無痛分娩」の方が良く知られていると思うので、こちらでは「無痛分娩」を使います)で出産してきました。初めての出産というだけでも不安なのに、「無痛分娩」というまだまだレアな出産方法。不安を鎮めるために、当時はひたすらネットを検索してブログやら体験談やらを探し求めていました。

 

結論から言うと「無痛にしてよかった!」です。私は子宮口4センチぐらいの段階で麻酔を入れたのですが、既にその時点で「もう無理…」と思うほどの痛み(と個人的には感じていた)でした。そこから麻酔で痛みがほぼゼロになったおかげで本当に助かりました。あの段階からさらに痛みが増していくとかもう想像がつかない…麻酔がなかったら下手したら「切ってください!」とか叫んでいた可能性もあります。

 

無痛にマイナスのイメージを持つ人は「無痛で産んだ」ことを大っぴらに言わないようですが、私は前述の通り「無痛にして良かった!」と心から思っているので、産後も聞かれるたびに「無痛はいいよ!お勧めだよ!」とあちこちで話していました。「痛みを感じないなんて母親としての自覚が…」的な反応もあるのかな、と思っていたのですが、意外にみんな興味津々で、特に第一子を産んだママなどは「興味あるんだけどよくわからなくて…二人目生むなら検討したいから詳しく知りたい!」という人が多かったです。情報を求めている人が多いんだなあ、と改めて思いました。

 

そんなわけで、無痛分娩を検討している人に何かしらの助けになれば…と思い、書いてみることにします。

なぜ無痛分娩を選択したのか

痛いの嫌。どうしても避けられない痛みなら我慢するけど、避けられる痛みは避けたい

身もふたもない言い方をしてしまえばこれが一番の理由です。「会陰を切られる痛みが全く気にならないほどの陣痛の痛み」とか、私は絶対無理だ…と思っていました。正直、無痛分娩という選択肢がなかったら出産していたかどうか…

里帰りしない夫婦二人だけの育児が待っているため、なるべく体力を温存したかった

産後1週間ほど夫は有給を取ってくれましたが、その後は日中は私1人での育児。夫婦ともに両親は遠方なので、すぐに呼べる状況にもない。何かあったらすぐベビーシッターサービス使おうと準備したり、品川区の産後ケアサービスを調べたりはしていましたが、とにかく少しでも体力は温存しておきたかった。

愛育病院を選択した理由

妊娠が判明してすぐに、無痛で産める都内の病院を探しはじめました。といっても、無痛であればどこでもいい、というわけではありません。豪華な食事とかおしゃれな個室とか産後エステとかそういったものには全く興味が無かったのですが、譲れない点が2点だけありました。それが「周産期母子医療センターであること」と「自然分娩からの無痛分娩に24時間対応していること」です。

周産期母子医療センターである

周産期(出産の前後)に関わる専門医療施設として「周産期母子医療センター」というものがあります。NICU(新生児集中治療室)やMFICU(母体胎児集中治療室)を持ち、ハイリスク妊娠の対応、新生児搬送の受け入れ、高度な周産期医療などが行える施設です。出産時にトラブルがあって産院から別の病院へ搬送、といった話を聞くことがありますが、そのときの「搬送先の別の病院」になるのがこれらの周産期母子医療センターです。設備によって「総合」と「地域」の2種類があり、「総合」の方がより設備が充実しています。

 

私はアラフォーの高齢初産だったので、とにかく「安全に生めること」が出産に希望する第一の条件でした。ということで、産院選択の第一の条件として「周産期母子医療センターであること」をあげました。何かトラブルがあって別病院に搬送されることになったときに、「搬送が遅れて」「受け入れ先が見つからなくて」ということになったら後悔しても後悔しきれない。その搬送先である周産期母子医療センターであれば少なくともその事態は避けられる。「100%安全」な出産はないけれど、すくなくともここでダメだったら他の病院でもダメだっただろう、と思えるところにしよう、と考えました。

自然陣痛からの無痛分娩に24時間対応している

 無痛分娩には大きく二つの方法があります。陣痛がくるのを待ってから麻酔を入れる方法と、計画分娩で日を決めて計画的に陣痛を起こして出産する方法です。人によっては計画分娩に「誕生日を人為的に決めるなんて」というネガティブなイメージがあるようですが、少なくとも私はそれはありませんでした。

 

それでも計画分娩を避けたのは、「陣痛促進剤って、自然陣痛より痛そう」という印象と、計画分娩で予定日より早く陣痛がきてしまったら、しかもそれが無痛分娩対応外時間だったら…と恐れたからです。計画分娩での無痛分娩を実施しているところは、「計画」が故にそもそも麻酔対応時間が決まっているところが多いです(もちろん、計画分娩でも24時間対応しているところもあるようですが)。予定日より早く陣痛がきてしまったが故に無痛に出来なかった…となることは避けたい、と思いました。

上記で選ぶと候補は3病院に

上記の2点で選ぶと、候補にあがった病院(東京23区内)は以下の3病院のみでした。私が調べた限りなので、実際にはもっと多いかもしれません。調べ方は、wikipediaにある「周産期母子医療センター」の項目の東京都内の病院をかたっぱしから、「病院名+無痛分娩」で検索するというアナログな方法です。単に「無痛分娩」を取り扱っている病院という点で選ぶとかなりの数が出てくるのですが(少なくとも東京都内では)、個人病院であったり無痛といっても計画無痛のみ・24時間対応なし、だったりと、この時点でかなり候補が絞られてしまいました。

絞り込んだ3病院から、最終的に自宅と職場からの近さで愛育病院を選びました。

 

産院は愛育、ただし、妊婦健診は「産科セミオープンシステム」を利用してクリニックで受けました

「産院を愛育にしよう」と決めてから色々調べていて知ったのですが、「産科セミオープンシステム」という仕組みがあります。愛育病院のサイトから引用するとこんな感じです。

産科オープン・セミオープンシステムとは、病院の設備とスタッフを地域の診療所の医師に開放(オープン)して、共同で病院を利用するシステムです。 このシステムでは妊婦健診は近くの診療所で受け、分娩は病院や周産期センターで行うことにより、分娩の安全性と妊産婦さんの利便性を保ちながら、 それぞれの医療機関の特性を生かした役割分担が可能となります。

周産期センターのようなハイリスク対応の病院は、緊急時対応や入院患者対応などの「本当にその機能を必要とする人たち」を優先的に担当し、正常妊娠で大きなトラブルの無い妊婦の健診などは近隣のクリニックを活用してもらう、という仕組みです。このシステムを利用して、32週までの妊婦健診は完全予約制のクリニックで受診しました。

 

このシステムは本当に良かったです。愛育病院も完全予約制なのですが、そうはいっても大きな病院で大勢の人が受診しているため、妊婦健診で結構待たされることもありました。一方で、32週までお世話になっていたクリニックは医師2名の個人クリニックで、予約するとほぼ待たずに受診できました。10時の予約で10時少し前に病院に到着して、受付して血圧と体重をはかって10時5分には診察室に入り、健診やらエコーやらをすませて10時半には病院を出る…なんてスケジュールの時もありました。4Dエコーを導入している病院でドクターの診察の前に助産師さんがエコーを見てくれるのですが、それほど時間に追われていないからか胎児の顔が見える角度を随分粘って探ってくれたり、エコーを見てもらいながら色々質問したり、といったことも可能でした。

 

 愛育病院の麻酔分娩学級に参加した時のこと

さて、愛育病院で無痛分娩(麻酔分娩)を選択する人は、「麻酔分娩学級」の受講を勧められます。受講していなくても無痛対応可能のようですが、受講すると無痛分娩費用が25万円から20万円に値下がりするので(麻酔分娩学級の受講料金は2,000円)、無痛を考えている人はほとんど受講するようです。ちなみにこの麻酔料金、私が出産した1年半前は確か18万円(未受講者)/16万円(受講者)だった記憶があります。1年ちょっとで随分値上がりしている…!!

 

学級では、ドクターと助産師さんがそれぞれ、無痛分娩のメリット/リスクについて話してくれます。もううろ覚えですがこんな感じでした(2015年当時です)

  • 愛育で無痛分娩を選択する人は年々増えていて、直近では大体お産の半分ぐらいが麻酔分娩
  • 麻酔は24時間対応。ただし、夜間のオンコール対応時や、麻酔科医が他の手術に入っているときは、麻酔を希望しても少し待ってもらうことになる
  • 希望すればどのタイミングでも麻酔を入れることができるが、できれば子宮口が4-5センチ開くまで待った方が、その後のお産の進みが順調(なので、そのくらいまで待つことを勧めている)
  • 無痛分娩になると、吸引・鉗子分娩になる確率は上がる。愛育の場合だと、自然分娩で吸引・鉗子分娩になる割合は5%程度だが、麻酔を使った場合は10%程度になる
  • 吸引・鉗子分娩のリスクとしては、吸引時に頭に圧力がかかってこぶのようなものができる、鉗子で掴んだ部分が傷になったり、まれに目の周辺だと目を傷つける、といったものがある。ただし、どれも一時的なケガのようなもので、命に関わるケースは非常に稀
  • 無痛分娩になるとお産の時間はのびると言われているが、最終的に帝王切開になる割合は自然分娩と比べても変わらない、という結果が出ている

こんな感じでメリット/リスクを述べたあとに、最後に女性の麻酔科医から印象的な発言がありました。こんな感じでした。

自然分娩と麻酔分娩でどちらが出産のリスクが大きいかと比べたら、やはり麻酔分娩の方が「自然分娩にはないリスクがある」と言える。ただし、そのリスクが母体や胎児の命に関わるようなケースは(ゼロではないが)非常にまれ。無痛分娩が始まって30年以上(数字はちょっと曖昧です)たつが、世界的にどんどん広がっていっているのは、そのリスクと得られるメリットを比較するとメリットの方が大きい、と考えられているから、だと思っている。

メリットとリスクのどちらか一方だけを強調するのではなく、両方をきちんと述べた上で、「リスクはゼロではないが、メリット>リスクと考える人が多いので、これだけ普及している」という話をされていた点、非常に納得感がありました。

 

次回に続く。続きはこちら。

 

娘が産まれて1ヶ月ぐらいの頃。茶トラは最初の頃から娘に興味津々。

f:id:silver-tabby:20170120003155j:image

 

 

子供の歯科検診でも乳幼児医療証が使えて驚いた

歯が生えるのが早かった娘は1歳3ヵ月にして前歯8本が生えそろい、さらには4本の奥歯もほぼ顔を出しています。前歯が4本ぐらい生えてきた頃から歯磨きは開始していて、歯磨きジェルの味が気に入ったからか、幸い今の所嫌がらずに磨かせてくれます。

 

とはいえ、きちんと口を開けてくれない(ジェルを舐めたくていつもペロペロしている)娘相手に親が「こんなもんかなー」と適当に磨いているので、さすがに「これ虫歯とか大丈夫なのかなー」と不安になってきました。自治体の1歳半健診では歯もみてくれるようなのですが、それまで待つのはちょっと不安。幸い、家の近くに小児歯科をやっている歯医者さんがあったので、電話して「1歳2ヶ月なんですが診てもらえますか?」と聞いたところ「大丈夫ですよー」とのこと。

 

当日は歯科衛生士さんが歯を見てくれたあと、少しだけブラッシング指導をしてもらいました。歯ブラシは嫌いではないのですが、さすがにいつもと違う環境でちょっと泣きそうになり、軽く前歯をゴシゴシして終了。肝心の歯の状態はというと「あ、綺麗に磨けていますねー」と言われ、とりあえずは安心です。

 

さて、私が住んでいる区では子供の医療費は中学3年生まで無料です。ただそれはあくまで「保険診療」が対象なので、予防的な歯科健診などは自費で、なので医療費無料の対象にはならない・・・ど思っていました。現に大人の私が健診と歯のクリーニングをした際は、保険は適用されず、自費で3,000円ほどかかっています。

 

ところが驚いたことに、その日のお会計は無料でした。「乳幼児医療証」が使えてしまったのです。驚きでした。「え、本当に無料ですか?」と思わず聞き返してしまいました。

 

ありがたい話ですが、「これって一般的なことなの…?」と気になったので調べてみました。確実なソースではないのですが、こちらのサイトによると、子供の歯科受診において、ブラッシング指導、フッ素塗布、定期健診なども助成の対象となりうる、とのこと。

 ではさらに、お子さんの歯科治療では、どういった処置が医療費助成の対象となるのかを考えていきましょう。

本来、予防のための治療というのは、保険の適用外となりますが、お子さんの虫歯予防のためのシーラント処置は、子どもの医療費助成の対象となることが多いです。 

また、どの程度の磨き残しがあるのかを判定するための染めだし液を用いた、お子さんへのブラッシング(歯みがき)指導も、助成の対象となり得ます。 

その他、歯を強くするためのフッ素塗布や、3か月から半年に一度の定期健診でも、子どもの医療費助成の対象となり得るのです。

意外に助成の範囲は広いようです。ただ、Q&Aサイトなどを見ていると「歯科によって助成の範囲が違う」といったコメントもあったので、気になる方は事前に確認してから行った方がよいかもしれません。

 

そんな感じで娘の初歯医者は終了しました。次の予約は3ヶ月後。定期的に通ってチェックすることが重要だそうです。私が子供の頃は歯医者と言えば「虫歯になったら通う、嫌な場所」でしたが、こうして予防を中心に通っていると、歯医者に対する抵抗感も薄れるのかもしれませんね。もう少し大きくなったら、フッ素塗布やシーラントも考えてみようと思っています。

 

猫さんたちもちゃんと歯ブラシしなければ行けないんですけどね…抵抗が激しくてついついあきらめてしまいます。

f:id:silver-tabby:20170116060605j:image